この記事では、2024年1月1日時点での外国人不法滞在者数について詳しく紹介していきます。
出入国在留管理庁によると2024年1月1日時点で、国内に不法残留(オーバーステイ)する外国人の数が前年比12.2%増の79,113人に達しました。
主要な国籍・地域を見ると、最も多かったのはベトナムで、15,806人がオーバーステイしています。それに続いて、タイと韓国が続きました。
在留資格別に見ると、最も多かったのは「短期滞在」で、49,801人が該当しました。これに続いて「技能実習」「特定活動」が続きました。
国籍・地域別の不法残留者数は以下の通りです。
- ベトナム:15,806人(前年比+2,098人)
- タイ:11,494人(前年比+1,945人)
- 韓国:10,869人(前年比+361人)
- 中国:6,881人(前年比+99人)
- フィリピン:5,069人(前年比+407人)
- インドネシア:4,537人(前年比+1,352人)
- 台湾:3,191人(前年比+318人)
- スリランカ:2,001人(前年比+406人)
- カンボジア:1,731人(前年比+546人)
- マレーシア:1,387人(前年比-87人)
在留資格別の不法残留者数は以下の通りです。
- 短期滞在:49,801人(前年比+3,211人)
- 技能実習:11,210人(前年比+3,225人)
- 特定活動:8,189人(前年比+1,974人)
- 留学:2,288人(前年比-177人)
- 日本人の配偶者等:1,880人(前年比-57人)
(参考)不法残留の外国人7万9千人、前年から12%増 ベトナム・タイ・韓国が上位 – 産経ニュース

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