イスラム教を思い浮かべた際にどんなイメージが湧きますか?
様々なイメージがあるかもしれませんが、その中の一つに「お祈り」があります。
これはある時間になると決まった方角に向かって行い、10~15分ほどで終わります。
日本人には理解が難しいかもしれませんが、イスラム教徒にとっては行わなくてはならない行動となります。
では、これから外国人採用をしようとしている企業はイスラム教徒の採用時にどんなことに気を付ければ良いのか?を実際の事例を交えて紹介します。
兵庫県の製造業を営むある企業は初めて外国人を採用しました。
そして、その外国人はイスラム教徒でした。
結論から言うと特に問題なく、それ以上に一所懸命に働き、会社に貢献する人材へと成長しました。
例えば、企業の担当者は面接や採用後に困ったのか?
についてですが、特に困ったことは無かったようです。
ですが当時はイスラム教について知識はあまり無く、面接で始めてイスラム教の人材と話す。
といった状況でした。
面接は事前に動画履歴書で人柄や経歴を見ていたので特に緊張もなく進みました。
そんな中、その外国人から相談がありました。
「イスラム教徒なのでお祈りする時間をいただきたい。休憩時間で構わないです」
企業側としては、人柄良く、働く意欲も高く、その方を採用したいと考えていたので、
そんなこと言わずに、とお祈りの時間になると現場を抜けて大丈夫、その時間は勤務時間内に含めて大丈夫ということで話し、また、部屋の一角をお祈り専用のスペースとして作りました。
現在彼は特に指示はしてないものの、休憩時間も仕事をしているそうです。
今回はイスラム教の採用時に留意しておきたい「お祈り」についてまとめました。
もしイスラム教の外国人が面接に来た際は確認してみてください。
