特定技能の受け入れ拡大!自動車運送・林業を含む4分野の追加を政府が検討

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加地 志帆 /外国人実習雇用士

外国人実習雇用士の資格を取得し、企業が外国人採用をスムーズに進められるように外国人採用プロセスの支援、異文化理解を促進する情報を発信しています。

政府は外国人労働者の中長期的な受け入れを目的とした特定技能制度の範囲を新たに4分野拡大する方向で動いています。今回、追加を検討されている4分野は、自動車運送、鉄道、林業、木材産業です。これにより、「特定技能1号」の対象分野が、現在の12分野から16分野に増える見込みです。これは、2019年に制度が創設されて以来、初の追加となります。

特定技能とは即戦力として期待される外国人に与えられる在留資格です。特定技能について詳しくは以下の記事をご覧ください。

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【2023年10月最新】特定技能12の職種を比較・まとめ  | 外国人採用なら「ヨロワーク」
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今回新たに、追加が検討された自動車運送分野では、バス、タクシー、トラックの運転手などが想定されており、2024年4月から始まる運転手の残業時間上限規制における人手不足問題へ対応する目的が背景にあります。この問題は、物流の停滞を招きかねないとして、業界内でも「2024年問題」として認識されています。

【迫りくるタイムリミット】2024年問題でドライバー不足深刻化  | 外国人採用なら「ヨロワーク」
2024年問題として、運輸や建設分野などで時間外労働の規制が厳格化し、人手不足が深刻な課題となっています。特にトラック輸送業界ではドライバーの高齢化などの要因により人手不足が目立ち、国内物流に大きな影響を及ぼしています。


鉄道分野においては、車両製造、運転士、駅員などの業務への外国人労働者の導入が業界からの要望として挙げられています。この分野の人手不足は、公共交通の運営にも影響を及ぼす可能性があり、外国人労働者の導入は大きな解決策の一つとなるでしょう。

また、林業や木材産業への外国人労働者の受け入れ拡大は、これらの産業における長期的な人材不足の解消をもたらします。日本国内のこれらの産業は、高齢化や若者の産業離れにより労働力が不足しています。外国人労働者の受け入れ拡大は、これらの課題に対する有効な手段の一つとなる可能性があります。

政府は昨年、労働力不足に対応するため、在留期限が無制限である「特定技能2号」の対象分野を拡大しました。この見直しに続き、今回の対象分野の追加は、外国人の受け入れ枠組みをさらに広げることになります。これにより、日本のさまざまな産業分野で働く外国人労働者の数が増加し、日本経済の活性化が期待されています。

特定技能で外国人を受け入れている企業一覧まとめ  | 外国人採用なら「ヨロワーク」
「特定技能」は、日本の労働力不足を補うために2019年に設けられた外国人労働者向けの在留資格です。今回は介護、製造、建設、宿泊、農業などの業界で、特定技能外国人がどのように活躍し、企業がどのようにサポートしているのか、その事例をご紹介します...

政府のこの検討は、日本の労働市場に新たな動きをもたらすでしょう。特に自動車運送分野における「2024年問題」は緊急度の高い深刻な問題とされています。この特定技能制度の範囲拡大が、日本の労働人口不足の解決策になることが期待されます。

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