2022月7月に日本でも導入されることになったワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けた人に対して、その証明書となるものです。今回の記事では在日外国人のワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)の取得方法や、注意点などについて詳しく解説しています。
そもそもワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)とは
「ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)」とは、新型コロナウイルスワクチン接種者に対し、接種状況を証明する証明書のことを指します。これにより、接種者が自由に旅行や社会活動を行えるようにすることを目的としています。
ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)の形式や名称は国や地域によって異なりますが、一般的にはQRコードが付いた紙の証明書や、スマートフォンなどのデバイス上に表示される電子的な証明書などがあります。接種状況のほか、検査結果や治療歴など、健康状態に関する情報を含める場合もあります。
ただし、ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)が導入された国や地域に限られ、利用の可否や制度の運用方法は各国によって異なります。また、国際的な標準化が進んでおらず、相互認証が困難な状況が続いています。
外国人は日本でワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を取得できる?
日本に居住しており、住民票があるか、あるいは市区町村において居住実態が認められた場合、市区町村から発行された接種券を使用して予防接種法に基づくワクチン接種を受けた場合、国籍や居住地域に関わらず、接種証明書を発行することが可能です。もしマイナンバーカードを保有している場合は、アプリで接種証明書を発行することもできます。しかし、日本でのワクチン接種には、いくつかの壁があります。
まず、日本国籍を持っていない外国人は、健康保険証を持っていないため、自費でのワクチン接種が必要です。また、外国人の場合、医療機関でのワクチン接種には、事前の予約が必要となります。
さらに、日本でのワクチン接種には、通訳や翻訳が必要な場合があります。このため、外国人がワクチン接種を受ける際には、日本語に堪能な通訳や翻訳者の支援が必要となります。
日本国外でのワクチン接種をした場合
日本国外でワクチンを受けた場合、日本でワクチン接種証明書を取得することはできません。日本でのワクチン接種証明書は、日本国内で接種されたワクチンに対してのみ発行されます。日本国外でのワクチン接種については、その国や地域で発行されたワクチン接種証明書を使用することが推奨されています。

ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)の概要
ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)の申請が可能な外国人
日本で新型コロナワクチンを接種した以下の要件に当てはまる方が対象です。
- 海外へ行く、戻る人
- 接種したことを日本で証明したい人
申請手続き方法
a.書面での交付の場合
申請の手続き方法は、各自治体により異なり、郵送でのみ受付・交付している場合、自治体に出向き、窓口で即日交付している場合などさまざまです。交付までの所要日数は、郵送の場合は、5~20日間かかることもあります。窓口申請の場合、事前予約が必要なこともあるので各自治体のHPなどを確認してください。
また、郵送の場合、必要書類として、切手が貼られた返信用の封筒が必要となります。
b.電子(スマートフォン)での交付の場合
アプリでの申請ついては、各自治体の申請書ではなく、マイナンバーカードと暗証番号が必要となります。アプリをダウンロードしたら、マイナンバーカードの暗証番号(4桁)の入力、マイナンバーカードやパスポートのスマートフォンのカメラによる読み取り、接種時にお住いの自治体を選択など、アプリの手順に従って手続きを行い申請してください。
ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)取得時に必要な書類
書面での交付の場合
- 申請書:自治体で入手可能です。
- 有効な海外渡航用パスポート:ただし、接種証明書に記載されるパスポート番号と海外渡航時に使用するパスポートの番号が一致するように注意してください。パスポートの申請中の場合は、パスポートが発行された後にワクチンパスポートを申請してください。
- 接種券の「予診のみ」欄:該当しない場合、マイナンバーまたは住民票の写しなどで代替が可能です。また、接種時に登録した住所が記載された本人確認書類でも代用できます。
- 接種済証または接種記録書:紛失した場合は、予診票の写し(本人控え)でも構いません。
電子(スマートフォン)での交付の場合
- マイナンバーカードと4桁の暗証番号
- 有効な海外渡航用パスポート:ただし、接種証明書に記載されるパスポート番号と海外渡航時に使用するパスポートの番号が一致するように注意してください。パスポートの申請中の場合は、パスポートが発行された後にワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を申請してください。

ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を取る際の注意点
外国人が日本でワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を取得するためには、以下のような注意点があります。
・外国人向け
ワクチン接種予約する
ワクチン接種を受けるには、予約が必要です。接種場所や地域によっては、予約が取りにくい場合があるため、事前に確認することをおすすめします。また、予約の際には、自分の名前や住所などの個人情報が必要となるため、その点にも注意する必要があります。
証明書を受け取るタイミングを確認する
ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)は、接種後に一定の期間を置いてから発行されます。接種場所や地域によっては、証明書を受け取るタイミングが異なる場合があります。そのため、ワクチン接種を受けた後に証明書を受け取るタイミングを確認することが重要です。
ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)の保管方法に注意する
ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)は、大切な書類です。紛失した場合や、他人に渡ってしまった場合は、再発行することができません。そのため、証明書を安全な場所に保管し、紛失や盗難に注意することが重要です。
・サポートする日本人向け
日本に住んでいる外国人がワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を取得する際、サポートする日本人側が配慮すべき注意点には以下にのようなものがあります。
日本語の理解不足
日本語が必要な手続きに対して言語的な障壁があることが、外国人が市役所で手続きをする際に最も多い問題のひとつです。特に、日本語が話せない外国人は、手続きを理解することが困難であり、その結果、スムーズに手続きを進めることができない場合があります。また、手続きは日本語が理解できるようにするための通訳サービスが提供される場合がありますが、通訳の不足やコミュニケーションの困難が生じることがあります。

必要な書類の不足
必要な書類の種類や量が不明確であったり、どのような方法で取得し、どこに提出すればよいのかがわからない場合、外国人は手続きを進めることができません。また、必要な書類を取得するために、外国人が抱える経済的・社会的な困難がある場合もあります。
手続きの手順の不明確さ
手続きの手順が複雑であったり、説明が不十分であったりする場合、外国人は手続きに困ることがあります。外国人にとって、日本での手続きに慣れていないため、手続きの進め方を正確に理解することが困難であることがあります。
長時間待ちの問題
手続きには、長時間待つ必要があることがあります。外国人は、待ち時間中に退屈したり、不安に感じたりすることがあり、困ることがあります。解決策として、サポートする日本人が手続きを進めるために必要な手順を明確に説明し、手続きの進捗状況について随時コミュニケーションをとることが考えられます。

まとめ
今回の記事ではワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)について詳しく解説しました。結論として、外国人であってもワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を取得する方法や注意点をしっかり理解することで、日本でワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を取得することは可能です。ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)を効率よく活用して、海外への渡航などに役立てましょう。