調査・レポート

【2024年度】外国人が選ぶ日本の歌人気ランキング

フィリピン、ブラジル、アメリカ合衆国、インドネシア、ネパールなど計62か国、369名の日本在住外国人を対象としたオンラインアンケートを実施しました。この調査の結果を基に、「日本在住外国人がカラオケでよく歌う日本のアーティスト・曲ランキング」とともに、海外アーティストやジャンル別のランキングをまとめています。

それでは、日本在住の外国人がカラオケでよく歌う日本のアーティストランキングTOP5を見てみましょう。

調査概要

■調査手法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「YOLO JAPAN」( https://www.yolo-japan.com/ja/ )を利用するユーザー
■調査期間:2024年03月15日〜2024年05月26日
■有効回答数:369名(計62か国)

【国籍別】回答者属性

フィリピンが20.6%で最も多く、ブラジルが8.7%、アメリカ合衆国が7.3%、インドネシアが6.0%と続いています。計62か国、369名の日本在住外国人に回答いただきました。

【在留資格別】回答者属性

在留資格に関しては、「留学」の資格を持つ方が20.3%と最も多く、「技術・人文知識・国際業務」が15.2%、「日本人の配偶者等」が13.8%、「永住者」が13.0%、「定住者」が9.2%となります。

【日本の滞在歴】回答者属性

日本の滞在歴としては、「1年~3年未満」と「5年~10年未満」が同率で最も多い回答となりました。次いで、「1年未満」が22.8%、「10年以上」が18.7%、「3年~5年未満」が11.4%となります。

【居住エリア別】回答者属性

居住エリアとして、最も多かったのは「東京圏」で54.5%になります。次いで、関西圏が22.5%、名古屋圏が5.7%、「その他」が17.3%になります。

「外国人がカラオケでよく歌う日本の曲」トップ5

日本在住の外国人にカラオケでよく歌う日本の曲を調査しました。その中で、最も人気であった5曲をランキング形式で紹介します。

1位:First Love / 宇多田ヒカル

外国人に最もカラオケで歌われている日本の曲は、宇多田ヒカルの「First Love」です。
1999年にリリースされ、20年以上経った現在も人気を誇る名曲です。
「First Love」が外国人に人気な理由として、2022年にNetflixで配信されたドラマシリーズ「First Love 初恋」の影響が挙げられます。配信後、SNS上で高評価を受け、一時期はNetflixの世界ランキングでトップ10入りを果たすほど世界各地で話題となりました。

参考記事:「First Love 初恋」配信スタートから1週間、SNSで世界各国から絶賛の声続出!キャストの舞台裏写真を一挙公開!(Netflix)

2位:ドライフラワー/優里

「ドライフラワー」は、シンガーソングライターの優里が2020年にリリースした曲で、2021年にはソロ歌手として史上最速となるストリーミングでの累計再生数5億回超えを達成しました。
「ドライフラワー」が外国人の間で流行っている理由としては、優里が自ら英語でカバーしたことが大きく影響しています。また、オリコンのカラオケランキングにおいて、1位を3年連続で記録しているため、カラオケの定番曲として定着していることも人気の理由の1つだと考えられます。

3位:上を向いて歩こう/坂本九

「上を向いて歩こう」は、1961年に坂本九によってリリースされた曲で、リリースから60年以上経った現在も幅広い世代に認知されている不朽の名曲です。
「上を向いて歩こう」は、英語圏で「Sukiyaki」というタイトルでリリースされており、1963年にはアメリカのビルボードでアジア人歌手として史上初となる1位を獲得しました。これは2020年に韓国のアイドルグループであるBTSの「Dynamite」が1位を記録するまで、アジア人歌手として1位を獲得した唯一のアーティストでした。これまで、世界約70ヵ国で1300万枚以上を売り上げており、世界的に認知度の高いことが、外国人がカラオケで歌う日本の曲としてランクインした最大の理由です。

参考記事:今から50年前、全米を制したのは日本の音楽だった。 (Billboard JAPAN)

4位:ウィーアー!/きただにひろし

「ウィーアー!」は、アニメソング歌手のきただにひろしによって1999年にリリースされた曲で、世界的人気アニメの「ONE PIECE」のオープニングテーマとして絶大な人気を誇る曲です。
「ONE PIECE」は、ギネス世界記録に「世界で最も広く出版されている単一の著者によるコミックシリーズ」として記録されており、その存在は広く認識されています。その初代オープニングテーマということもあり、外国人からの人気が高いことから今回ランクインしました。

5位:真夜中のドア~Stay With Me/松原みき

「真夜中のドア〜Stay With Me」は、歌手の松原みきのデビュー曲として1979年にリリースされました。当時の新人賞を複数受賞するなど、1980年代に人気を博した名歌手です。
「真夜中のドア〜Stay With Me」が外国人に人気な理由として、2020年に海外で再ヒットしたことが挙げられます。再ヒットした要因は、1980年代から90年代の日本のシティポップが海外で人気となったことに加え、Night Tempoが「昭和グルーヴ」シリーズを始動したことがきっかけで火がつき、2020年にはSpotifyのグローバルバイラルチャートで18日連続1位になりました。

「外国人がカラオケでよく歌う海外の曲」トップ5

次に、日本在住の外国人がカラオケでよく歌う海外の曲も見ていきましょう。

海外の曲ランキングでは、テイラー・スウィフトやエド・シーランといった世界的に有名な歌手の代表曲やディズニー映画の曲がランクインしました。他にも、K-POPアーティストのBTSや上記のランキング画像には入っていませんがTWICEの曲をよく歌うといった回答も見られ、カラオケでは洋楽だけでなく、K-POPも人気のジャンルであることが分かりました。

外国人がカラオケで歌う音楽ジャンル

カラオケにおける外国人の楽曲選択において、POPが最も高い人気を集めています。しかし、アニメやロック、J-POPなど、日本の音楽も幅広く歌われており、特にアニメとJ-POPが上位にランクインしている点から、日本の音楽が海外で広く受け入れられていることが分かります。

統括

今回の調査から、外国人がカラオケでよく歌う日本の曲は、世界的に人気となったドラマやアニメ、SNS上の動画などで使われていることが多い傾向にあることが分かりました。また、現在の10代、20代に人気の最新曲から40年以上前のレトロ曲、アニメソングといった幅広いジャンルの楽曲が外国人の間で話題になっていると言えます。もし外国人の方とカラオケに行く際は、今回のランキングに記載の曲を歌えば、盛り上がること間違いなしです。

ヨロワーク編集部

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